今年もオレンジ色の美しい柿が収穫できました。実家でとれる柿は、つるのこ柿と言って、少し暖かい温室に保存して、づくし柿に加工して販売する方法と、伝統的な干し柿にする方法が一般的です。
今年は、お祖母ちゃんが先日亡くなった事や、後継者である私が農業者大学校での授業と卒論に追われていたため、実質的な収穫は干し柿を行っておられる農家に依頼しました。
柿を眺めていると、オレンジの色がなんとも素晴らしい。絵具で極限まで色に近付けることは可能なのでしょうが、生き物が発する色は、一週間もすれば、色褪せて違う色に変化してしまう。だからこそ魅力的なんでしょうね。芸術家が目指す、生きている色の表現は、このようなところからきているのでしょう。
ある意味で、農業者とはアーティストであると私は思っています。農作物の鮮やかな色であったり、農地の景観であったり、剪定や摘果後の樹の美しさであったり、一次的であはるが確実に美しさを求めて作業をしています。毎年のように変化した美を追い求め体験できる、究極の芸術が農業にはあると思います。
そのあたりも含めて、卒業論文の「農富論」を完成させたいと思っています。文章もあと1/4となり、いよいよ大詰めの作業に取り掛かっています。

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