先日、農業者大学校の講義で「農業技術の匠」の称号をもっておられる、橋本力男さんから堆肥レシピについて学ばせてもらった。橋本さんは三重県津市白山町を拠点に、有機栽培の可能性と公共性を試みる計画のもと堆肥レシピを考案された。
物凄く情熱的な人で、堆肥について3時間という短時間ではありましたが、わかりやすく講義してくださいました。堆肥作りについては、あまり興味がなかったのですが、大切なのは「堆肥のなかの水分量」と「堆肥の温度(60~70℃)」が質のいい堆肥をつくるポイントのようです。
生ゴミを、有効な堆肥に変化させる技術は、まさにエコだし実際に三重県の家庭では普及している地域が増えてきているらしい。野菜の腐敗テストもみせてもらいましたが、見た目は同じ野菜でも、腐敗する早さには驚くくらいの違いがでました。
太陽の光を浴びて、有機農法で栽培した野菜はずいぶんと新鮮な状態を保っていました。逆に、大量生産した野菜や水耕栽培して育った野菜は、あっという間に腐敗していきました。橋本さんの講義を聞いて、堆肥作りの大切さと可能性について考えさせられました。農業に「美の感動」があると、橋本さんは言っていました。僕も、芸術は様々な形が存在すると思っている。食べる芸術を突き詰めても面白いと思う。ただ美しい食べ物を作るのではなく、美しい人間を育てる食べ物を作っていきたい。そのためには、食べ物自身が元気でなくてはならないので、農業を行う中で、いつか土壌の大切さに気付くのかもしれない。
そのとき、橋本さんのもとを訪れて勉強したいと思う。ラッキーなことに、橋本さんは三重県に住んでいるので、京都からは車で行ける距離である。できることならもう一度会って話がしたい講師であった。

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